2006年04月08日

半額恋愛映画2本

 もう過ぎちゃったけど、ツタヤ半額デーで借りたDVDの感想など。

 「隣の女」うう、また借りてしまった・・・今回は前回と違う視点で
 見れるかなあと思って。

 ごく普通に暮らしていた男の隣の家に、昔付き合ってた女が
 引っ越して(゚Д゚)キタ───!て話なんですけどね。
 女はマチルド、男はベルナール、はじめのうちこそお互い自制しても
 みるけど、あっという間に二人は元のさやに収まり(この言い習わし
 って性的な意味から来てるのかしらん?)どんどん取り返しの
 つかない方向へ走ってしまう物語だけど、この2人が隣同士で生活
 しながらお互いの欲望を満足させる方法はないのか?考えてみた。

 う〜〜ん、家族とか過去や未来はいったんワキに置いといて、
 無名の男と女として週にいっぺんくらいしょぼい部屋でヤリまくる、
 『ラストタンゴ・イン・パリ』方式しかないかな。
 あの映画も公開当時は「背徳!」「タブー!」とか騒がれたけど、
 今じゃ出会い系という名で日常の風景になっちゃってますね。
 時代の流れは早すぎる。

 しかし改めて見てみると、二人の過去への思いがベルナールと
 マチルドとでぜんぜん違う。ベルナールにとっては「若さゆえの過ち」
 というファイルに整理済みだけど、マチルドはベルナールへの
 思いを振り切るために愛情のない結婚をし半年後に離婚、手首には
 自殺未遂の痕跡も残る。いったん肉体関係を再開したあとは
 マチルドはベルナールの強引な行動に押されっぱなし、精神を
 病んでしまう。(私は彼女の精神は正常だと思うけど)。
 
 この映画の主人公は過去ある二人ではなくマチルド一人だったのか、
 と思ってみればベルナールのボンクラっぷりに気づく。マチルドの
 現夫のセリフの通り「男は恋愛についてはアマチュア」なのだ。
 マチルドもスーパーの駐車場でベルナールとキスするまでは
 まさか失神するほど強い思いが残っていたと気づいてない。愛情には
 物理現実の時間軸は通用しないのだ、と気づくのがもっと早ければ
 よかったのにね。

 マチルド役の女優さんがすごく綺麗な人で、トリュフォーがほんとに
 妻にしちゃうのもうなずける。トリュフォーが彼女の美しさに捧げた
 映画なのかもしれない。映画のラスト近く、彼女が横たわったまま
 下着を脱ぐシーンがあるんだけど、その美しいこと。あんなに優美に
 気品ただよう「パンツの脱ぎ方」って見たことないわ〜。練習して
 みようかな・・・
 あとこの映画、「手ざわり」が感じられるのよね。木々の若葉、
 テニスコートの芝、ホテルの床に脱ぎ散らかしたキャミソール、
 普段着の生成りのブラウス、オーガンジーのドレス、みんな
 しっとりと柔らかい手ざわりがしてきそう。そのへんがこの映画に
 「不倫モノ」として責めるでもなく賞賛するでもない静けさを
 もたらしているのではないでしょうか。おわり。

 ウルウルしたあとはスペイン映画「ハモンハモン」。隣同士の国だと
 いうのに何ですかこの恋愛に対する態度の違い!先生怒りますよ。
 ヒロインの女の子(ペネロペ・クルス)行くところ、みんな己の欲望に
 忠実に暴走。全員が全員と恋してしまう、バカ恋愛映画。
 とにかくペネロペちゃんがかわいい!そしてエロ〜い!天使のように
 清純なたたずまいでいながら平気でおっぱい丸出しで駅弁ファック。
 エロかっこいいとかほざいてる某歌手はラックスで百万回シャンプー
 して反省しなさい。

 ペネロペちゃんを誘惑しようとして自分がトリコになってしまう男を
 演じるスペイン人俳優ハビエル・バルデムがすごくいい。
 生ニンニクをぼりぼりかじり、「俺はやるぜ!何かを」と
 全裸になってみたりするマッチョさ200%の汗くさそうな
 野郎なのに、おっぱいを吸うと赤ちゃんみたいになっちゃうでちゅ。

 ハビエル様はスペインでは演技派として有名な☆なのだが日本じゃ
 無名なのがもったいない。アルモドバルの「ライブ・フレッシュ」で
 下半身マヒになってしまう刑事役をやった人、といえば思い出す人も
 いるかも。この方も人材不足なハリウッドから出演オファーが
 ガンガン来てるらしいが、ステレオタイプなラテン系男役ばっかり
 やらされてるアントニオ・バンデラスの二の舞を踏まぬよう、
 アメリカなんかに行かないでがんばってほしいと願う。

 ハビエル・バルデムにしてもジェラール・ドパルドューにしても、
 見た目いかついマッチョ風な男だけど、それとはうらはらな繊細な
 表情を素直に見せるところがいいですね。あんまり日本の男性には
 いないですなーそういう人は。日本の男性はカッコつけすぎだと思ふ。
 もっと泣いたり笑ったりしてもいいんじゃないかな、正直に。
 

 
posted by 望二花 at 18:01| ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | キネマトグラフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。