2005年11月20日

志村志保子「女の子の食卓」1巻

 最近ちらほらといろんな目利きな人たちの間で絶賛のこの漫画家さん。
 新刊がでたので買ってみました。
 う〜ん・・・ささやかだけどジンとくる物語ばかり。
 たとえるなら小さな真珠の粒のような・・・地味だけど素晴しい作品集。
 マンガ好きな人にはオススメです。
 
 女の子と食べ物にまつわる物語の連作集。主人公たちはまだ幼さののこる
 少女たち。(連載されたcookieという雑誌の読者の年齢層に近いのかな?)
 この作家はいままでにコミックスが2冊でているが1冊は絶版。もう
 一冊も「古本屋でみかけたら即get!」しといたほうがいいくらい出回ってない
 らしい。この新作も私が買いに行った本屋では本棚に1冊だけポツンと
 あった状態。評判がいい割に粗末な扱いをされていてふびんだと思う。
 編集者に見る目がないのか?作家が寡作で作品も地味なせいか、昨今の
 キラキラ少女マンガの世界では売りにくいという話もあるらしい。
 このまま「知る人ぞ知る」な存在にしておくのは惜しい。
 このさいもっと読者の年齢層の高い雑誌に移籍してもいいんじゃないか、
 とも思うけど、こういう作品は物語世界の
 当事者であるリアル少女たちに読んでおいてほしい気もするなあ。

 私の好きな話は「ディジョンマスタード」と「バジリコスパ」あとやっぱり
 「マカロン」。これを読んでだんぜんマカロンが食べたくなったけど、
 「あたりはずれがある」らしいから・・・こんど高島屋にでも行ってみます。

 
 
 
 
 
posted by 望二花 at 01:14| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ご本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月15日

タイトル変更のお知らせ&食い気にまさるものなし

 このblogをお気に入りリンクして下さっている方々には誠に申し訳ないのですが
 blogタイトルを元に戻しました。「銀板写真」はやっぱりセンチメンタルな
 イメージで私自身なじめませんでした。すみません。ここをお気に入りリンク
 してる人なんて何人もいないからいいか。テヘ。

 どうにも気分が盛り下がる一方なので、なんとかならんものかといろいろやって
 みましたが、「料理本を読む」、これがけっこういい感じです。私のお気に入り
 料理本は「おそうざいのヒント365日」。一日一種類、365の料理の
 レシピが並んでいるだけで、美麗なグラビアはおろか白黒の写真すらなし。
 豪華な食材を調達するような料理も載ってない、ほんとに家庭料理ひとすじの
 本なんだけど。

 作り方の文章を読んでいると料理のイメージがもわんもわんとわいてくる。
 今頃の季節だったら栗とかサンマとか食べたいなあ〜、と思ったら「食材別・
 調理法別索引」で検索できる。むむっ、「鶏肉と栗のしょうゆ煮」「サンマ
 ご飯」ね。ウマソー。絶対作ったる。
 ちなみに本日9月16日は「カブとシメジの柚香あえ」うーん、肉っけのない
 おかずはさびしいなあ。この本は続編も出てるはずなのでそのうち買いたい。

 「向田邦子の手料理」もよく読む。さっとできて気張らない料理ばかりで、
 作ってみようかという気にさせる本ですね。「レバーとゆで卵のソース漬」
 (別名ゴキブリ)は実際よく作る。レシピどおりにすると酸味がきついので、
 ちょっと甘めにしてますが。しかしなんつー名前の料理だ。
 最近妹の向田和子氏が暴露本みたいなものを出版しててちょっと興ざめ。
 死んだ人の思い出は美しいままでいいじゃないのさ。姉の小粋なセンスは
 妹さんのDNAには刻まれてないのかと思う。

 「スペインの食卓」も眺めて楽しい本。これはプロ向けの本で載ってる料理も
 レストランでだすようなものばかりだけど、生ハムやオリーブオイルの
 製造法が詳しく書かれていて勉強になるです。美しい料理の写真もステキ。
 スペイン料理は味は文句ないけど盛り付けにセンスがないのがわかる。
 ブタを農家で屠殺する写真を見るとめっさ腹が減ってくるんだけど、変かな?
 新鮮な内臓はうまそうだ〜。いつか行くぞスペイン〜!と、前向きな気分に
 させてくれるのでありがたい。

 せっかくなので「アリオリソース」の作り方をご伝授いたそう。
 ニンニク風味の、すっぱくないマヨネーズという感じかな。
 
 ニンニク3かけ 卵黄1個 オリーブオイル250cc 塩 レモン汁2,3滴
 ニンニク3かけはあらみじん切りにし、塩をくわえてすりつぶす。
 卵黄をいれてとろみがつくまで混ぜあわせる。
 オリーブオイルを「少しづつ」加えながらあわ立て器で絶えずかきまぜて、
 とろりとしてきたらレモン汁を加える。

 とまあ、書くと簡単そうだけど実はすごい手間がかかります。オリーブオイルを
 少しづつ加えるところは本当に1滴づつゆっくりゆっくり加えていかないと
 うまく混ざらない。できあがりはマヨネーズ状になるのだが、失敗するとただの
 ニンニクくさいドレッシングになってしまうので注意。泡だて器よりもすり鉢と
 すりこぎで作るとうまくいく。ゆでたじゃがいもやカリフラワー、タコイカなど
 シーフードに添えるといままでにない新しい味がひろがりんぐ!お試しあれ。

 17日は満月で月食があるらしい。さいきん気分が乱れがちなのはそのせいかな。
 と、お月様に罪をなすりつける私であります。

 

posted by 望二花 at 22:12| 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | ご本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

白雪姫の内臓

 おはようございます。今日は金曜日…ゴミの日なのに、10時38分現在
 収集所にいっこもゴミ袋が出てない。ひょっとして、もうゴミカー来ちゃった?
 いつも午後1時ごろくるのになぜ今日だけ?思わずゴミ袋を手にたたずむ私。
 横浜市のゴミ車は「さわやっかな、さわやっかなよこはーまこんにちわ〜♪」と
 ゴミのテーマを鳴らしながら来るはずなのに。(以前は男女混声合唱入り。
 いまはインストのみ)気づかなかったなあ。せっかく華々しく送り出してやろうと
 いっぱいためておいたのに残念じゃ〜。

 先日は病院行く日だった。待合室でひまつぶしに読む本を本棚から探す…
 「葬制の起源」とか「精子の話」とかカタイ本はやなので
 「グリム童話集(二)」
 持ってった。金田鬼一という人の訳がちょっと古くさいけど面白い。
 声に出してだれかに読んできかせるといい具合な文章なんだな。あー自分も
 わが子がねんねする前にご本を読んであげる、そんなおかあさんになりたひ。

 まあそれはともかく、「雪白姫」、いわゆる白雪姫のおはなしが載ってるの。
 この昔話は母親の暗黒面にうちかって女として開花する少女の
 受難の物語であると、博学な人のかいたエッセイで読んだことがある。
 たしかに白雪姫の継母はエグい。
 いい年して少女の白雪姫と美しさを競おうとするとこなぞ女のやらしさ満点。
 支配し呑み込もうとする「母親」から逃れるには、毒りんごの苦難を
 受けなければならんわけだけど。

 待合室で読んでたら、中年の女性が私のすぐ隣にどっかと座ってきた。ほかに
 いっぱいイス空いてるのに…無作法やなーと思ったけど、どうやらこの人は
 患者である息子のつきそいで来てるらしかった。それがまた、息子に対する
 態度がすごくて…カバンの持ち方から座るイスの位置まで、なにからなにまで
 いちいち指図する。「ほら、呼ばれたわよ、早くしなさい!」って、
 息子さん大人なのに・・・。
 息子のほうは母親から離れた席に座っていたが、母親の命令が下ると
 なにも言わずに静かに従っていた。どうも現代の白雪姫は男の子であるらしい。
 苦難をさけて傷つかずにいても、
 いつかは森の奥で殺されて肺と肝臓をとりだされてしまうのだ。立てよ青年!

 女王の命令で白雪姫を殺そうとしたかりゅうどは、あわれな姫を森にはなして
 かわりにいのししの肺と肝臓を「殺した証拠」として女王にさしだす。すると
 女王さまはそれを塩づけにさせて、ぺろりとたいらげてしまうんだけど。
 いったいどんな料理なのか気になる。塩漬けモツは焼いたのか煮たのか、
 揚げたのか?
 
 肺は肉屋さんでは「フワ」という名で売られている。思ったほど臭みとかは
 なくて、煮込みにするとダシがよくしみてうまい。薄くスライスして天ぷらに
 すると赤身肉っぽくなって酒のつまみにいい、とか。でも普通の肉屋じゃまず
 置いてないね。「マメ」も見ない。腎臓は臭みを抜くのが手間がかかるし、
 ご家庭向きじゃないかも。よくアメリカの小説とか映画に「キドニーパイ」が
 でてくるけど、どんなパイなのか食べてみたいなあ。たぶんまずかろう。

 でもなぜ女王さまは白雪姫を殺した証拠に「心臓」を取り出させなかったのか。
 それがフシギ。ひょっとして肺やレバーのほうがおいちいから?心臓も串焼きに
 すればなかなかイケますぞ。
 白雪姫の継母はグルメだったのかも…そう思うとなんだか憎めないね。
 

 
 
posted by 望二花 at 11:55| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ご本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月25日

オトナだからこそ児童書を読もう


 部屋のすみに置いてある紙袋、いったいなんだろう?と思いあけてみたら
 児童書が4冊・・・ハッ!Σ(゚Д゚)図書館で借りた本、返すの忘れてた!
 もう返還期日を3週間も過ぎちょる。あした返しにいかんと、メモメモ。

 児童書のコーナーに大人が長い時間いると司書さんに疑いのまなざしを
 むけられてしまう今日このごろですが、大人だからむかしみたいに
 読むのに長い時間かかったり知らない字を辞書でひいたりすることも
 なくスラスラと読めるし、子供のころとは違った角度から物語を
 読むこともできるだろう、と思ったんだけど、甘かったみたい。
 やっぱり昔とおなじ感想を抱くねえ。大人になって気づくのは
 「この本、案外暴力的だな」とか「挿絵がへぼいな」とかどうでもいいことばっかり。
 物語に夢中になって読みふけったあのころの汚れなき心よカミバック!

 「目をさませトラゴロウ」 私が小学校1年のとき読んだトラゴロウは
 表紙の絵が怖かったけど、これはなんだか楽しげ。トラゴロウはにんげんと
 仲良くしようなどとはまったく考えておらず、りょうしやきこりなんか一口で
 ぱくりと飲み込んじゃうとこがイイ。りょうしもてっぽうをどんどんぱちぱち
 大乱射するとこがいい。にくまんが食べたくなる。

 「小公女」完全版 19世紀のロンドン、女子寄宿舎学校を舞台にした
 涙なみだの物語。今読むと昼メロの世界ですな。大富豪の娘セーラに
 嫉妬するいいオトナのミンチン先生のえげつなさは橋田スガコのドラマ
 さながら。フランス人形のエミリー、バレンシア製レースの下着、虎の敷物、
 屋根裏部屋から忍び込む隣の印度人、目をさますと貧しい小部屋いっぱいに
 広がるゴージャスな調度品。この小説はゼヒ時代背景や小道具などの描写を
 細かく再現したアニメにして日曜夜7時半から放送してほしい。(夜中でも可)
 このお話にも「肉まんじゅう」がでてくるけど、いったいなんだろ?ミートパイ?
 あとひとつ1ペニィの「甘パン」。こういうのはヘンに翻訳しないで傍注でもつけて
 くれたほうがいいのに。甘パンときいて甘食を連想する昭和の子供の私。

 「まぼろしの小さな犬」間違いなく素晴しい本。
 日常のほんとうにささいな時間のなかで子どもが成長する瞬間をとらえた、
 静かだけどドラマチックな物語。
 21世紀の今でもやってるのか知らないけど、私が子どものときには毎年
 「必読図書」とか「課題図書」なんて金看板つきで、いかにもな感動ヒューマン
 ストーリーをむりくり読まされたもんだが、そんな下世話なものを100冊
 読むよりこの「まぼろしの・・・」を時間をかけてじっくり読んだほうが
 よっぽど心が豊かになるであろう。読書感想文反対!

 最近は月曜日でも図書館て開いてるんですねえ、横浜市は。
 明日返すとき窓口のおっさんに小言いわれそう。すみません。
  
posted by 望二花 at 20:38| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ご本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月24日

最近買ったマンガなど


 「オリンポスのポロン 1・2巻」 吾妻ひでお ハヤカワコミック文庫
 先生に印税収入を得ていただくために、なるべくあじま作品は新本で買う
 ことにしたぞ。ささやかな愛ですまん。
 「ポロン」はアニメ化もされて土曜日6時から放送されたそうだけど
 あじま作品がそんなゴールデンタイムに流れたなんて信じられない!絵は
 ポップでかわいいから脚本しだいではかなり面白くなりそうだけど、
 ディレクターがハナからなげやりだった、とあとがきに描かれてるので
 きっと視聴率はあがらなかったんだろうな。DVD化希望・・・しません。

 「アズマニア2」同じくあじま先生 ハヤカワコミック文庫
 なぜか「2」ばっかり眼について、1と3がどこの本屋にもないんですが。
 やっぱり「不条理日記」を読みたい読者が多いのかな。「とつぜんDr」が
 好きだけどアニメ老人は笑えない。それでは私が一番のマツタケだ!ぅぅぅ。

 「さよなら絶望先生 1巻」久米田康治 少年マガジンコミックス
 本が薄い。カバーの紙質の手触りとか、扉絵とかいろいろと凝ったつくりで
 美しいんだけど、書店の売り場でぜんぜん目立たないのに絶望した!
 毎回12ページでクメたんにはそれくらいがちょうどいい仕事量なのかと
 思ってたけど本人は不満らしい。
 マガジンコミックスの奥付には昔から「あなたは、この本を読んで、どのような
 感想をお持ちになりましたか」って文章が載ってるんだけど、私ガキのころから
 この文が怖くて・・・短い文なの句読点が2つもあるところが尋常でない。

 「ブラック・ジャックスペシャル」ヤングチャンピオン増刊 秋田書店
 単行本未収録作品「壁」と田口雅之の書き下ろしがとじこみ付録の
 せこい商法とわかっていながら買わずにはいられない、BJファンには
 憎いマンガ。なんで前にでた「ブラックジャックマガジン」と同じ大きさに
 してくれないのかな。収納しづらいじゃん。
 「ALIVE」シリーズはもうこれで終了なのかな。だんだん内容がショボく
 なってきて尻つぼみだったなあ。秋田書店つながりでない漫画家にも描いて
 ほしかったが。「BJ・M」シリーズは蛇足っぽい作品が多いね。改めて
 手塚神がストーリーテラーとして偉大だったのがわかる。多く語れば
 多く伝わる、ってもんじゃないのよ物語というものは。
 高口里純のマンガが載ってたけど、なんか絵に力がなくてビックリ。キャラに
 眼力もないし・・・『花のあすか組の』って枕詞つきだったけど、この人の
 最高傑作は「トロピカル半次郎」でしょ!あのころのハジケっぷりは
 今いずこ。栄枯盛衰を感じます。
posted by 望二花 at 19:41| ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | ご本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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